私は小学生からスポーツをやっていた関係で見た目は短髪に日焼けした顔とボーイッシュでした。さらに筋肉もついていた為、とても女子には見えませんでした。
小学校から高校まで部活一筋で生きてきた為、自分の容姿は一切気にしたことがありませんでしたし、異性からモテたい、異性と関わりたいとは思ったことがありませんでした。
私に転機が訪れたのは高校3年生の春です。同じ高校の人に好意を抱いたのがきっかけです。その時、初めて自分の姿をまじまじと鏡でみました。
とても男性に好かれるような容姿ではありませんでした。特に、顔は非常にマズいと思いました。
目は重たい一重、エラは張っていて顔は岩みたいにごつごつしていました。この顔で異性と話すなんて到底無理と判断し、その時は自分が恋をすることは間違っている、と言い聞かせました。
しかし一度コンプレックスとなった顔は、日々私の心を曇らせました、鏡を見るのが嫌で、人と話すのも嫌になりました。こんな顔で話されたら相手も不快だと、心底思いました。
長いコンプレックスが続いた時、部活も引退し長期の休みが取れた為、思い切って整形を試みました。埋没法という、二重の線を糸で作る手術です。両目で12万円程でしたので、これまでコツコツ貯めてきたバイト代とお年玉で支払いました。
整形してから3週間ほどで全く違和感のない顔になり、それから大きく人生が変わりました。
男性の方から声をかけてくることが多くなり、頻繁に連絡先を聞かれました。正直、目の整形だけでこんなにも変わるのかと驚きました。やはり、人はまず顔なんだな、とも同時に思いました。
結局、整形前は一度も彼氏が出来たことがないでしたが、整形してから短期間で６～７人から交際を求められるほどになりました。そして、整形後1ヶ月で初めての彼氏が出来ました。
見た目に自信がついた事もあり、異性とのコミュニケーションも積極的にとれるようになりました。以前は容姿に自信が無かった為、相手にどう見られているかが怖くて、自分から話しかける事は出来ませんでした。そういった事もあり、異性の友人も増えました。
顔に自信がついた事により、服装や髪形も意識するようになりました、以前はジーンズにパーカー等のラフな格好、髪はショートカットで生きていきましたが、雑誌をチェックし流行りのファッションにチャレンジしたり、髪も少し伸ばしてみました。
これも周りからの評価が良く、整形プラスアルファでモテるようになりました。更にダイエットへも打ち込みました。
私の男性と付き合えた大きなきっかけは、整形です。
整形した事により外面だけでなく、内面的にも大きく変わりました。見た目が変わるだけでこんなに人は変わるんだと実感しました。自分自身への影響も大きいですが、人への影響も大きいです。性格が明るくなった為、男女関係なく人から好かれるようになりました。
人は見た目が全てではないと良く聞きますが、見た目は非常に大切です。私は整形をしていなかったら今も異性と話せない、モテない人生だったと思います。
整形しなかったら、私はきっと誰とも付き合う事が出来ず、結婚も、ウエディングドレスを着る事も、子供を産む事も、子育ての経験も出来なかったと思います。
女性に生まれたからには、いろんな輝かしい経験をしたいものです。あの時、整形を決断しなかったら、今の私はないと思います。
中居 賢匠
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