職場にいた女性のことです。彼女は30歳代後半の女性でした。精神的なバランスが悪いのか、もともと太っている人ではあったのですが、ダイエットをして20キロ近く痩せたかと思うと、またリバウンドで急に太り、もとより太ってしまった、そういったことを繰り返している人でした。
また、太る人はこうだよな、と思うくらい、食事のマナーも悪い、というか、きっと、私が年齢的に受け入れがたかったのかもしれませんけど、食事といえば、何を食べるときにも、お茶ではなく、甘いペットボトルの飲料を飲むという人で、組み合わせも炭水化物に炭水化物、もしくは、こってりした揚げ物系を好んで食べるような人で、これだから太るのよ、と思っていました。
しかも、太っているから、汗かきで、駐車場から職場に来るまでの少しの距離であっても、汗をかいてしまうほどで、夏は体臭も気になる人でした。
太っている人ですから、あうサイズがなく、いつも紳士物の量販店で購入したシャツとズボンを着用していました。その彼女の趣味といえば、パソコンでした。早朝や深夜にどうもパソコンを触って、いろいろと活動をしているようでした。
その彼女が急に結婚をするということで、結婚式のご案内をいただいて驚きました。どうして、また、と思っていたら、ネット上で、ゲームをしている仲間がお相手だったとか。
そのお相手と、ネット上でつながりができ、やがて会おうということになったそうです。会う前に、写真の交換などはしていたようですけど、実際の全身丸ごとの彼女の姿を見たのは、会った時が初めてなわけで、相手は驚かなかったのかな、と思ったのですが、全然そうでもなかったらしいです。
ネットの上のゲームのなかで、彼女はどうも尊敬すべき存在だったらしく、だから、そのオーラで体型なんてどうでもよい、といったところだったらしいです。
彼女にしてみれば、相手はそこそこ好きなタイプの人で、何よりも共通の趣味があることが気に入った理由でした。
ただ、相手は、ごく普通の工場勤務の男性でアパート暮らし、彼女は、それまで働いたお金を何かにつぎ込むわけではなく、食べ物に使っていたくらいで、すでにローンはあるものの、自分のマンション持ちで、金銭面の格差もあったのですが、それでも彼女は、自分は結婚できないと思っていたから、と、相手のプロポーズにすぐに応じ、瞬く間に結婚することになりました。
もちろん、二人の両親は、それぞれの立場で賛成でした。彼女の両親は、彼女の体型や、彼女の服装などから、到底男性にモテるタイプではないとわかっていたので、その彼女が結婚できるなんて、ということで賛成。
彼の両親は、ゲーマーで家にずっといるような、ある意味、ヒッキーになるかも、と思っていた息子が結婚し、しかも、相手は、マンションまで持っている人だった、ということで、この際、見た目はどうでもよいから、ということで賛成。両親にも祝われて無事にゴールインをした二人でした。
その後も数年経ちますが、いまだ、仲良く二人で生活をしていますので、これもありかな、とひそかに思っています。
中居 賢匠
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