私はエスカレーター式の女子校に通っていたため、異性に出会う機会は乏しく、周囲の友達も似たような環境で育っていたため、男友達や彼氏の必要性を感じたことはありませんでした。
と答えたいとこですが、女子校での話題は男のことばかり、クラスの子が男の子と会話をしていただけで大騒ぎ、世間ではお嬢様が通う学校と思われておりアルバイトをする者はおらず、そのため異性との出会いがなく、気付くと妄想だけが膨らみ、現実を見られない大人になっていました。
就職は親などのコネを利用するため、職場は似たような環境で育ったお嬢様ばかり、彼女達が結婚をするのは社内恋愛かお見合いのどちらか、需要があるのは見た目がチャーミングな女性、チャーミングでも歳を取ると需要は低下するため、殆どの者は結婚適齢期前には寿退社をします。
お嬢様の世界もピンキリ、お嬢様でも外見が良くなければ需要はなく、需要がない私は寂しさを紛らわすために女子校時代の仲間と飲み会を開くのですが、徐々に参加メンバーは少なくなり、残ったメンバーは先に結婚をした者の悪口で盛り上がります。
皆と居る時は寂しさを紛らわすことが出来るのですが、家に居ると親から「いつになったら結婚をするの?」、「〇〇ちゃんは結婚するらしいよ」など聞きたくないことを言われるため、自棄(やけ)になって出会い系サイトでも利用しようかなと思うこともあったのですが、女子校時代に同サイトは危険と教えられて育ったため断念。
都会に居ても出会いがないなら、地方に行けば縁があるかもと考え、思い切って転職。慣れない環境での一人暮らしは大変なのですが、一人暮らしをしていることを男の人が知ると急に態度が変わり、やたらとマンションに来たがるため、私は体が狙われていると思いました。
他にセールスポイントが無ければ、体を磨くしかなく、私は手っ取り早くダイエットに挑戦、日頃運動をしないため少し運動をしただけで痩せスリムに。体型がスリムになると、それに合った洋服が必要、今までは着易さを重視していたのですが、男ウケするものを選ぶように、洋服を変えるとメイクも変える必要があり、初めてメイクの仕方を専門家から学びました。
メイクを変えると仕草も変わり、久しぶりに女子校時代の仲間に会うと、「すごく変わったね」、「女子力がアップしたね」と褒めてもらえ私は上機嫌。
機嫌が良くなれば表情が変わり、自分が変われば私に対する周囲の対応も変わり、すると上司がお見合い話を持ってきてくれたのですが、その頃の私は自信が付き始めたことを自覚していたため、丁重にお断りしました。
すると、上司の勧めを断ったと社内で話題となり、それがキッカケで私に興味を持つようになったのが同僚のAさん、彼は会社の幹部候補生、結婚をするには申し分ない相手なのですが、私はAさんからのプロポーズをお断り。
女性に振られたことがなかったAさんは、「どうして、俺でダメなの?」としつこく聞いてきたのですが、私は彼を無視、無視を続けると彼は下手に出てきました。
幹部候補生と期待されている彼のプライドはズタズタ、しかし、彼は痛みを知ることが出来、同僚の評価は以前よりアップ、私は自身を高め、彼は自身を見つめ直したことで、共通の価値を見出すことが出来、ようやく付き合うことになりました。
中居 賢匠
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