私は26年間彼氏がいませんでした。これといったモテ期というものも無く26年間生きてきました。もう彼氏なんてできないんだろうなと諦めていました。
出会いはパートとして働いていた工場でした。それまではおじさんやおばさんばかりいるような職場でしたので、そこで出会いを求めてはいませんでした。
働き出して2年経ったぐらいのときに彼は入社してきました。彼は3歳も年下で、もうまず年下の時点で私の中では恋愛の対象外でした。話したりすることもほぼほぼ無く。
彼が入社して3ヶ月経った時のある日、彼はある音楽イベントの夏フェスに行き、そのお土産を職場に買ってきていました。そこで職場のよく喋るおばちゃんが色々彼から話を聞き、私も音楽が好きなことをそのおばちゃんは知っていたので、私に彼のことを色々話してきて、彼と話してみたいと思うようになりました。
ある日の仕事終わり、たまたま彼と帰りが一緒になり、駐車場までの5分ぐらいの道のりですが、色々話すことが出来ました。彼も私が音楽が好きだという事はそのおばちゃんから聞いており、私と話してみたいと思ってくれてたみたいでとても話が弾みました。それからちょこちょこ帰りが一緒になることが多くなり、駐車場で1時間程話すことが当たり前のようになり、段々と彼に惹かれていってました。
ある日いつものように彼と駐車場で話していたら、彼から連絡先を教えてほしいと言われ、交換することが出来ました。それからは1週間に2回ぐらいLINEをして、一緒に音楽イベントに行くこともありました。
しかし、これといった彼からのアプローチはなく、彼が私のことをどのように思ってるのかわからず、悩む事もありました。私もそれまで男性とメールもしたことがなかったので、LINEが途切れたらどのように話を切り出せばいいのかわからずに連絡したいけどできない日もありました。
それは連絡を取り出して4ヶ月経ったくらいの日でした。私が病気になり、しばらく仕事を休むことになったので、そのことで彼に連絡してみたらそこから何日か話が途切れず、彼から何故か私の恋愛事情を聞かれ、そのまま告白をされました。もう何が何だか分からずでしたが、そのまま付き合うことになりました。
本当は彼は直接会って告白したかったようですが、まだ私がいつから職場に復帰出来るかもわからない状態でしたので、抑えきれずにLINEで告白してくれたみたいです。LINEでも死ぬほど嬉しかったですが。
付き合ってから思いましたが、きっと今までの私は理想が高かったから誰とも付き合えなかったんだと思います。付き合うなら絶対年上とそれまでは思っていましたが、年は関係ないです。
大事なのは話してて気が合うか、退屈だなと思わないか。これに尽きると思います。彼は本当にに性格も趣味もなんでも一緒なので、自然に惹かれたんだと思います。
だから、きっと自分の趣味のある場所に行けば、きっと自分と気の合う人は少なからず見つかると思います。あとはどれだけ積極的になれるかで、モテなくても彼氏が出来るか、もしくは出来ないかが決まると思います。
実際私も頑張って積極的に彼と話そうとしたりしたので、付き合う事が出来たと思っています。あの時の自分を褒めてあげたいぐらいです。
中居 賢匠
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